蔵人尚子の奮闘記

伝統受け継ぐ蔵元の長女として酒造りの世界に飛び込みました。蔵人見習い3年目、旨い酒を醸すべく奮闘中!

2008.02.06(Wed)

小学生の蔵見学

先日、地元の小学6年生が蔵見学に来てくれました。

来たのは、以前にもご紹介したヨネシロの田植えから稲刈りを
手伝ってくれた子どもたちです。

稲刈りの様子はこちらから


お酒を飲んだことのある大人たちへは、
見学の仕方や話すことなんかもある程度慣れてきたのですが、
何せ、子どもです。
お酒ってもんが一体何なのかも解らない子どもです。

しばらく色々と頭を悩ませ、
ただ見てもらうだけでは物足りないかなぁと資料を作ることも考え、
当日の見る順序や話す内容も頭の中であーでもないこーでもないと考えたり。

とにかく何か心に残る蔵見学になって欲しいと言うのがありまして…。
言いたいこと、伝えたいことは山ほどあるけど、
まだまだ子どもに酒造り云々を話しても解らないと思ったので、

とにかくとにかく、

『自分が生まれ育った木祖村で日本酒造りが行われているんです。』
『日本酒はお米からできるんです。』

ってことを肌で感じてもらえればよかったのです。
そして、二十歳になった時にふと思い出してもらえればと思うのです。


……と言うわけで、小学生の蔵見学、無事に終了いたしました。

ま、感想から述べますと…。
『小学6年生のパワーに圧倒。好奇心の旺盛さに感激。』
と言う感じです。

一番臨場感のある場面を…と思っていたので、
その日は仕込みの作業に合わせてきてもらいました。

甑からもくもくと蒸気が上がっているところを見つつ、
時間になると甑から蒸米を放冷機へと移動します。

ぶぉぉおおおお!!!と言う音とともに、
放冷機の上を蒸米が流れ、エアーシューターで麹室と仕込タンクへ
米が飛んでいく瞬間を見学してもらいました。

『甑や放冷機の周りは蒸気があったり機械が回っているから、
近付かないでくださ〜い!!!』
と注意をしたにも関わらず、やっぱり近くで見たいものですよね。

我先にと、米が流れていく様子を見ては、
きゃっきゃ、きゃっきゃと嬉しそう。
こっちは何かあってはいけないのでヒヤヒヤでしたが。

そしてもちろん蒸米も食べてもらいました。

見ている作業が一体何をしているのかはたぶん解らないと思いますが、
自分が収穫を手伝ったお米だよ、と言うと不思議そうな顔をしながらも、
『へ〜』『ふ〜ん』なんて頷いていました。

その後、私が今回一番見せたかた発酵途中のタンクへ移動。
櫂を入れると底のほうからガスが出てきて、ポコポコ言います。

『この中で酵母という微生物が生きているんですよ。』
『みんなと同じ様に、このタンクの中で生活しているんですよ。』
『その酵母と言う微生物のお陰でお酒は造られているんです。』って。

当然、そんなこと知っているわけもないし、ちょっと難しかったかな〜と思いつつ。

ちなみに作った資料はこんな感じです。




で、最後に皆の前でお話を少しさせてもらい、その時に力作資料(↑)も見てもらいました。

『お酒と言うのは人の力ではなく、酵母や麹菌の力で造ってもらっているんです。』
『私たちは、酵母たちが心地よくお酒造りに専念できるよう、
手助けしてあげる仕事をしているんです。』
とまとめてみました。

発酵途中のタンクをのぞいてもらったのは正解でしたね!!!
呼吸をしている、生きていると言うことが少し伝わったみたいです。

嬉しかったですね〜。
最後のお礼の感想を何人かの子が言ってくれたのですが、
『お酒造りに小さな生き物が関わっていると知って驚きました。』とか、
『木祖村でこんなことをしているなんて知りませんでした。』とか、
『早く大きくなってお酒を飲んでみたいと思いました。』とか。

私が伝えたかったことが、ちゃんと伝わったみたいでした。

それにしても、小学生相手と言うのはこちらのパワーもかなり必要。
皆が帰った後は、どっと疲れました(^^ゞ

ホント、こちらこそいい勉強になった蔵見学でした。



◇◇◇こうして酒好きがまた一人育つ…ぐふふ(*^_^*)◇◇◇
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  1. 2008/02/06(水) 12:45:21|
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2008.01.16(Wed)

楽しい時間♪

ここ二日間で、様々なお客様が湯川酒造店を訪れてくれました。

たくさん書きたいことがあるので、まずは14日のお客様について。

この日は、松本のチーズ屋さんジュレ・ブランシュのお客様を中心とした、
『湯川酒造店蔵見学ツアー』ご一行様がいらしてくださいました。

12月の始め、ふとジュレを訪れお話をしていたことから、
今回のツアーが決定したのです!!!

皆さん、お酒が本当に好きな方ばっかりで、
う〜ん、どういう風にご案内したら楽しんでいただけるかなぁ…。
なんて少々緊張しながらのお出迎えです。

蔵では丁度その日の仕込が始まるところで、
甑(コシキ)からはモクモクと蒸気が立ち上っています。

通常は午前中に米を蒸かして仕込みをする蔵が多いので、
蒸かした米を取っているところは、なかなか見られない光景かもしれません。

せっかく電車を乗り継いで来ていただくのだから!!!
一番臨場感が感じられ、そして一番緊張感にも包まれている瞬間を見ていただけて、
私もちょっと自己満足気味です(^_^;)

その後、皆さんはやぶはら神社へ厄払いに行き、
戻ってきたところですぐ近くにあるおぎのやさんへ。

おぎのやさんのご主人は脱サラ後高橋邦弘師匠の下修行をし、
2006年4月に自身が住んでいた古民家を店舗風に再生してオープンしたのです。

ここのお蕎麦がおいしいこと。
そして、いつもお客様がいらっしゃるときにはお願いすると、
蕎麦尽くしのお料理を特別に作って下さるのですが、
これがまたお酒には合うわ、おいしいわで最高なんです!!!

そこに霜田さんが持ってきてくださった色んな種類のチーズも合わさり、
そしてそして木曽路特別純米酒のしぼりたて生原酒で酒盛りが始まります。



囲炉裏を囲んで、何とも言えない素敵な空間が出来上がっています。
ホント和やかな雰囲気ですよね。

これも全て、去年の4月にジュレの店主である霜田さんにお会いしたことが始まりなのです。
9月の終わりにさせていただいた吉川忠英さんのライブが出来たのも、
霜田さんにいただいたご縁なのです。

少し前に、『2007年は出会いの年でした』と書きましたが、
これほどまでに『出会い』を実感できた一年はこれまでなかった気がします。

今日に至るまでにもたくさんの出会いを経験し、
そこから人と人との縁の大切さもたくさん学ぶことができましたが、
今回のこの出会いを初めとする2007年の出会いは
そこに『お酒』があったからこそ繋がったものばかりであり、
『お酒』を中心に更なる出会いへと広がっていくことがこれほど素敵なことなんだな〜と、
実感に実感を重ね実感しているところなのです。
そして、私が一番求めている理想の繋がりなのだと思います。

そして今現在の自分としてこれまでの数々の出会いを振り返ってみて、
本当に素敵な出会いに囲まれて生きてきたんだなぁと、
今になって改めてすごく嬉しくなり、感謝の気持ちでいっぱいです。

本当に、この度はありがとうございましたm(__)m


【来てくださった方々は職人さんとお酒好きさん揃いっ!?】
>>>>>> ジュレ・ブランシュ http://love.ap.teacup.com/geleeblanche/
>>>>>> T'sギター http://guitars.way-nifty.com/ukes/
>>>>>> 大西荘 http://love.ap.teacup.com/cru_yamabe/
>>>>>> ワイン醸造家のお二人
>>>>>> 東京から来てくださいました http://shuffle.air-nifty.com/bleu/
>>>>>> 皆さんをご紹介しきれず、ごめんなさい。本当にお酒の好きな方々が勢ぞろい♪


◇◇◇楽しい時間はあっという間ですね◇◇◇
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  1. 2008/01/16(水) 23:09:33|
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2007.11.14(Wed)

嬉しい偶然(^^♪

『縁』は繋がる…。
とは、こういうことなのですね!!!ってな、嬉しい出来事が。

愛媛県に住んでいた際、
よく会社の同期と高知県の西の果てまでダイビングに行っていたのですが、
その同期の学生時代の先輩二人と、ダイビング繋がりで仲良くなりまして。

でも、私も彼女も四国を離れてしまったので、
なかなか一緒に潜りに行けていなかったのです。
と言うことは、その先輩方にもお会いできないと思っていたのですが…。

【一人目】

横浜赤レンガ倉庫で先日行われた物産展にて。
どこかで見たことのある方が、こちらのテントをにこにこ眺めているじゃありませんか。
『えっ\(◎o◎)/!誰???』
一瞬時が止まって、ふと考える……。
そう、ダイビングの時にしかあえないと思っていたあの先輩が!!!
しかも、偶然物産展に通りかかって私を見つけてくださったとか!?

【二人目】

先日、蔵で仕事をしていると…。
『なおちゃ〜ん!!お客さんだよ〜!!!』と呼ばれ…。
蔵を出て行ってみると…、そこにもうひとりの先輩が立っているじゃぁありませんか!?
やっぱり『えっ!?何で???』と一瞬考える……。
いやぁ、何でもなにも、実際にそこに立っていたんですよ。
たまたま仕事の関係で大阪から木曽まで来たら、
うちの看板見つけてわざわざ足をのばしてきてくださったんですよね。

何が凄いって、その二人の先輩にこんな短期間で偶然お会いできるなんて!!!
お二人にはもう一年以上会っていないし。
前の会社の同期が一緒じゃないと会えないと思っていたし。
人と人との縁って、やっぱりどこかでしっかり繋がっているものなんですね。

すごいな〜すごいな〜〜〜!!!ってひとりで感激しています(*^_^*)


◇◇◇『偶然』って、実は『必然』なのかも◇◇◇
◇◇◇すべての行動や考えが『偶然』を創り出すのかな〜なんて。◇◇◇
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  1. 2007/11/14(水) 22:09:14|
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2007.10.21(Sun)

ついに零度。

今朝の気温は【0℃】
ただいまの気温は【3℃】

いよいよ寒くなってきましたね〜ブルブル(*_*;

仕込計画を立てていて、一番心配なのは、
11月中に仕込むお酒について、気温が下がってくれるかと言うことです。

醪の温度経過に関しては、ある程度気温が高くてもコントロールできるのですが、
まず第一に仕込温度をしっかり下げる(蒸米の温度を適温まで下げる)ことが
一番の課題になってきますね。

うちよりももっと気温が高いであろう蔵元さんからも、
年内にすごくいい状態で新酒を出してきているところがたくさんありますが、
皆さんはどうしているのでしょうか…。

と、お恥ずかしい話ですが、自分の蔵での酒造りしか見たことないので、
できれば他のお蔵の酒造りを一週間でも見学したいものです。


ところで、今日は嬉しいお客様が訪ねてきてくださいました。



左はジュレ・ブランシュの霜田さん、右はT's guitarの高橋さんです☆彡
お二人には吉川忠英さんのLIVEを企画するに当たって、とってもお世話になりました。
と言うより、嬉しいことに今回の信州発酵ツアーにお誘いいただいたのです。
本当に、素敵な貴重な機会をいただきましてありがとうございましたm(__)m



帰り際、【木曽路三割麹純米酒】をご購入いただきました。
寒くなったこの季節、鍋料理にはもってこいの一本です☆彡
ぐっちょい♪ありがとうございます!(^^)!

と言うことで、本日の夕食は鶏鍋でした〜☆彡
もちろん、晩酌には三割麹純米酒♪♪
ほろ酔い気分で、身体もぽかぽか暖まりますね。

やっぱり日本酒の良さって、この『ほろ酔い』にあるのかな(^_^)



◇◇◇もうすぐ庭のバケツに氷が張るかな◇◇◇
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  1. 2007/10/21(日) 21:19:56|
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2007.07.29(Sun)

お客様その02(移行)




最近は、展示会やお酒の会でご縁をいただいた方が、
遠路にも関わらずお越しくださることが増えてきました

中央の女性の方には、先日東陽町で開かれました、
ウィメンズ日本酒会のお酒の会でお会いしたのです

お仕事の関係で、良い日本酒がないか色々と探しているのだそうです。

この女性はフランスに10年ほど住んでいらっしゃったとか。 

現地で日本食レストランを訪れると、
中国系の方が経営する日本食レストランと、
日本人の方が経営する日本食レストランとの見分けがつかないそうです。
もちろんお客様はフランス人の方がほとんどだそうです。

そんな中、間違った日本酒(日本で造られていなかったり…)が飲まれ、
それが当たり前の日本酒になってしまうことを危惧されていました。

台湾で自分の目で見たことを考えると、確かに同じだな〜と感じました。
台湾でも現地で造られたおいしくない日本酒が、
当たり前に日本酒だと思われてしまっています

自分の造ったお酒を売っていく時に、
国内であっても海外であってもどんなところでどんな風に飲まれているのか、
きちんと把握していたいな〜とつくづく感じます。
…なかなか難しいことなのですが…

そしてそして、何よりも嬉しかったのが、
利き酒を何点かしていただいた後、
『この酒はまさに「酒」ですね!!!』とおっしゃってくださったこと。

当たり前そうな言葉ですが、そうではないんです。
これぞ酒。
華やかではないけれど、洗練されまくっているわけではないけれど、
酒好きにはたまらない酒なんだ、と言う意味でおっしゃってくださったのです。

酒好きを裏切らない酒であり続けられるよう、
飲めば飲むほど飲みたくなる酒になれるよう、
ますます努力あるのみです

こうして応援してくださる方が少しずつ増えていくことで、
ますますやる気が湧いてきますね
本当にありがとうございます

ちなみに、味噌川ダムから木祖村を一望した写真です。
電車まで時間があったので、私の一番好きな場所へご案内しました。
季節によって、様々な表情を見せてくれるんです。




  1. 2007/07/29(日) 23:15:48|
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