蔵人尚子の奮闘記

伝統受け継ぐ蔵元の長女として酒造りの世界に飛び込みました。蔵人見習い3年目、旨い酒を醸すべく奮闘中!

2008.07.29(Tue)

行ってきました。

日本酒フェスティバル2008、行ってきました!!!

たくさんの方のご来場、本当にありがとうございました

今年初めての参加でしたし、超有名銘柄のお蔵ばかりだし、
十五代九郎右衛門も頑張ってはいるけれどまだまだ知名度は低いし、
あ〜〜〜〜どうしよ〜〜〜〜〜〜〜〜なんて思いながら、
少々ドギマギしつつ会場入りしました。

会場は…長野の酒メッセと同じくらいの広さでしょうか。
でもそこに、ブースを出しているお蔵で72蔵だったでしょうか。

開始早々たくさんのお客様が来場されましたが、
私のブースは奥の方だったこともあり、しばらくはお客様が来ず

とは言っても、ほんの最初の5分程度だったと思いますが。

その後は、何度かお会いしたことのあるお客様や、
十五代九郎右衛門を使ってくださっているお店の方や酒販店さんや、
私が出展していることを知っていてブースに立ち寄ってくださったので、
本当に嬉しい限りでした

もちろん、今回新しくお会いしたお客様もたくさん
こうした会に参加するたびに書いているかもしれませんが、
たくさんの方と自分の醸したお酒を通して様々なお話ができ、
そんな時間を過ごせることがこの上なく幸せだな〜って思います。

今回の出品酒はいつもと大して変わらずでした。

【十五代九郎右衛門】
◆しぼったまんまの純米吟醸
◆特別純米『9号酵母』無ろ過生原酒
◆特別純米『長野酵母』無ろ過生原酒
◆特別純米『14号酵母』原酒
◆特別純米18酒造年度醸造

今回は木曽路のお酒は一本も持っていきませんでした。

で、7月後半の今の酒質について、私なりの短評を書きたいと思います。

◆しぼったまんまの純米吟醸
冷蔵瓶貯蔵ではありますが、冷蔵温度が8度程度であるため、
熟成が進んできた感はあります。
ですが、生老(なまひね)的熟成ではなく、米の旨味がじんわりと浸み込んだ様な。
新酒の時のさらりとした舌触りは変わることなく、骨太になった感じです。

◆特別純米『9号酵母』無ろ過生原酒
う〜〜〜〜〜〜ん、下がったわけではないのですが、
今はちょっと飲み頃から外れているかな〜〜〜〜〜〜〜〜、と。
と言うのも、こちらは3度の冷蔵庫での貯蔵ですが、
6月頃までは新酒の荒々しさが抜けきっていなかったのですが、
7月に入り、その荒々しさが抜けてくると、苦味を感じる様になりました。
恐らく、『キレ味』を求めて造ったことで、
酒の奥底に潜む味わいの図太さが少し欠けていたのかもしれません。
それが熟成によって、露呈してきた感じかな。
そもそもの出来はそんなに悪くないと思っているので(←自己満)
秋あがりかなり期待しています♪

◆特別純米『長野酵母』無ろ過生原酒
もともとすっごく味わいの幅の広い酒質に仕上がっていました。
こちらも3度の冷蔵庫での貯蔵です。
新酒の頃は含み香もあまり感じないかな〜と思っていたのですが、
熟成と共に、すごく優しい含み香を感じるようになりました。
なんか、ふわふわのわたあめに包まれているような感じかな。
これは、今後半年〜一年の熟成が非常に楽しみです。
(生はもうあまりないのですが、火入の成長に期待です♪)

◆特別純米『14号酵母』
新酒のころ、セメダイン臭の様な香りが少々気になっていたのですが、
非常に落ち着きが出て、バナナ様のいい香りがするようになりました。
でも、その香りも邪魔になるようなものではないので、
秋くらいからお燗酒として提案して言ってもいいかなって思っています。

◆特別純米18酒造年度醸造
こちらは冷蔵タンク貯蔵での1年半熟成。
去年の今頃(半年熟成)は、あまりに重々しくて、
飲み頃が過ぎちゃったな〜とがっかりしていたのですが、
その後の成長著しい。
成長と言うか、熟成感とこの酒の持つ個性的な味わいが
非常にマッチしてきた感じを受けました。
もうあと少ししかないのですが、今意外に飲み頃です!!!
熟成酒好きの方には好印象かも♪

てなわけで、短評でした。
どれもこれも、自分で醸したお酒。
かわいくて仕方ありませんね。
毎度毎度言っていますが、お酒の表情は素敵です。
ほほえましいものがあります。
出会うたびに違った表情で迎えてくれるので、
いつ飲んでも飽きないんですよね。

十五代九郎右衛門を何度も飲んでいただいているお客様とは、
そんなお話もしつつ、皆さまのご意見を伺えたので楽しかったです!!!

そうそう、今回の会で驚きだったのは、
お隣のブースが大学時代ラクロスを一緒にしていた先輩だったこと。
蔵に帰ったと言うのは噂で聞いていたのですが、
まさか隣のブースにいるとは思ってもいませんでした。
一年上の先輩なので、先輩が卒業して以来でお会いしました。
7年ぶりくらいだったのかな。

そんな懐かしい出会いもあった、いい会でした。



◇◇◇また他の蔵のお酒あまり利けなかったよぉ◇◇◇
◇◇◇(((((人気blogランキング)))))参加中です!!! ◇◇◇

  1. 2008/07/29(火) 19:25:43|
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2008.07.11(Fri)

終わっちゃった…。

待ちに待ったやぶはら祭も、
あっという間に終わってしまいました

街の提灯もしめ縄もみんな外されて、
祭り後の妙な静けさの中、何だか寂しい気持ちです。

やぶはら祭は雨祭なだけあって、
本祭の9日午後は見事に土砂降りに。

でも、ご神体をお運びする神輿の担ぎ手としては、
カッパを着る訳にもいきません。

結局昼食休憩が終わってお神酒所を出たところから、
神輿を神社へあげてご神体をお返しするまで、
止むことのない土砂降りで、頭からもうびっしょりでした。

はっぴは濡れてるし、気温は下がるしで、
寒くて寒くて体のふるえも止まらず、
ホントお酒飲んでなくちゃいられない状態。

ま、それはそれでかなり楽しいお祭だったので、
ホント今年も参加できて良かったです


ところがどっこい、ひとつだけ問題が…。


夕方から約2時間ほどの記憶が全くない…のです

朝、神社を出発するときに頂くお神酒を皮切りに、
立ち寄る家々でお神酒を頂戴するので、
ホント一日中お酒飲んでるわけですよ

やぶはらの街並みまで下りてくると、
ずらっと並んだ家々で呼んでくださるので、
ホントこれでもかってほどお酒飲んだ気がします。

と言うわけで、空白の2時間が…。

後からどこのおうちに上がらせていただいたか考えたのですが、
目撃者の証言があったので、上がったんであろう家が2軒。


ま〜〜〜〜〜ったく覚えてないっす。。。


しかし、記憶がなくとも神輿は担いでいたらしいし、
クライマックスの獅子の屋台とのよけ合いもばっちり担ぎ、
神社へ神輿を担いで駆け上がる時も、
転ぶこともなくしっかり担いでいたので、大丈夫っつーことで。

記憶がない程飲んでも、神輿は担げるんだから、
人間の機能ってのは凄いもんですね

ここんとこ、どんだけ飲んで微妙に二日酔いでも、
その日の夜にはまた酒飲めてたんですが、
さすがに祭り開けの10日の夜はお酒いりませんでした…



8日の宵祭は一日雨の予報にも関わらず、
とってもいいお天気になりました。





さて、私はどこにいるでしょう。
男の子みたいでわからない!!!
なんて、言わないように

このお神輿がまた、
かなり重たいんです。

肩も足もパンパンです




◇◇◇来年のお祭がすでに待ち遠しいよ◇◇◇
◇◇◇(((((人気blogランキング)))))参加中です!!! ◇◇◇

  1. 2008/07/11(金) 13:08:51|
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2008.07.07(Mon)

藪原祭り前夜

いよいよ藪原祭りの季節がやってきました。

木曽谷の夏祭りは、藪原祭りが先陣を切ります。
7月8日9日、一足早い夏の祭り。

今年は二日間とも平日ではありますが、
どんなお祭りになるのでしょうか。

藪原祭りは雨祭りと言われるほど、
雨に降られることの多い祭りではありますが、
宵祭りの明日は雨の予報でありますが、
本祭りの明後日は雨に降られることなく一日過ごせそうな予感。

楽しみであります。
そして、今年もお神輿担いじゃいます!!!

今日は祭り前夜の静けさを。。。








明日は山車、明後日は山車み神輿に天狗様。
賑やかな祭りを控える藪原の町並みも、
どこか厳かな雰囲気を感じます。

雨が降らないことを祈って…。


◇◇◇500年も続く伝統のお祭りです◇◇◇
◇◇◇(((((人気blogランキング)))))参加中です!!!◇◇◇

  1. 2008/07/07(月) 20:52:01|
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2008.07.03(Thu)

6月その(2)

ちょっとだけ前後しますが、
先に蔵女性サミットの記事を書くことにします。

やっぱタイムリーな記事書かないといかんですよね(^^ゞ




と言うわけで、6月29日(日)リーがロイヤルホテル東京にて、
無事に【女性蔵人の美酒を味わう夕べ】が終了いたしました!!!

全部で317名のお客様にお越しいただき、
広すぎるくらい広い会場が、お客様の熱気で満ち溢れていました。

そもそも、酒造りに関わる女性の皆さんの情報交換会として、
10年ほど前に立ち上がった【蔵女性サミット】が始まりの会なのですが、
今回の様にお客様へ自分たちのお酒をご披露する機会は、
今回で3回目だったそうです。

実は、どんなことでもそうなんですが、
あえて『女性』を『男性』と区別してどうこうってのが、
あまり好きではなかったのです。

女性差別だとか何とか言いながら、
女性の優位性や優先性を訴えているのは結局女性であって、
自ら男性と女性を差別化してしまっているような気がしたからです。

私はこれまで比較的周囲に男性の多い生活を送ってきましたし、
前職でも仕事的ライバルや同業他社のライバルたちもみな男性でした。

もちろん酒造りの世界でもまだまだ男性が多いのが現実です。

そんな中、酒造りの仕事を始めて早々から、
色んな方に『女性らしい観点で…』とか『女性ならではの商品を…』とか、
そんな期待を掛けられることに正直嫌気が差していたのです。

ひとことで『男性』『女性』と言っても様々な方がいらっしゃいますし、
『女性』だからこそ『女性らしい』ものを造り上げるとは限らないと思っているからです。

ていうか、そもそも『女性らしい』ってのがどういうことか良くわからないのです。
特にお酒に関しては。

女性をターゲットにしたいからといって、
例えばフルーティで低アルコールで甘みのあるお酒ばかり売っていても、
そんなお酒に飛びつくお客様は結局その商品止まりで、
本来の日本酒に目を向けてくださることは少ないと思います。

私の使命は、
こんなにおいしい日本酒の良さをより多くの方に知っていただくこと、
そして日本の伝統としての日本酒の素晴らしさをより多くの方にお伝えし、
より多くの方に日本酒を心からおいしく飲んでいたくようにすること
だと思っているのです。

だからこそ、本来の日本酒で真っ向勝負したいのです。
たとえその相手が男性であれ女性であれ。

っていうより、そもそも男性とか女性とか、あんまり意識していないのです。

まぁ、そんなわけで去年初めて蔵女性サミットに参加させていただいた時は、
実のところあまり乗り気ではなかったのですが…。

ナゼ今年も参加したのかといいますと、
様々な会に出席させていただいて、
この蔵女性サミットのメンバーの皆さんは、
本当にパワフルでバイタリティ溢れる方が揃っていると感じるからなのです。

やっぱり男性社会の中でもまれている皆さんは違うんですね。
『女性』が集まると言うのは、『男性』の気を惹くものではなく、
むしろ『かっこいい女性』は『女性』の気を惹くものだと感じました。

そしてそれは『女性』としてではなく、『人間』としての魅力に繋がると思うのです。




とにかく力強い。
最後壇上から全員でご挨拶申し上げたのですが、
壇上にいながら皆さんのパワーに圧倒されました。

きっと、お客様にもそのパワーが伝わったのではないかなって思います。

一味違った会でしたが、本当にあっという間、素敵な会でした♪


◇◇◇そうは言っても『女らしく』着物で参加してみましたっ!!!◇◇◇
◇◇◇かわいい女の子が造る力強い酒◇◇◇
◇◇◇そんなギャップがまたそそられませんか!?◇◇◇
◇◇◇(((((人気blogランキング)))))参加中です!!! ◇◇◇

  1. 2008/07/03(木) 23:02:57|
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2008.07.02(Wed)

6月その(1)

『毎日更新』とか言っておきながら、
すでに1日空いてるじゃんっって感じですが…。
そこはご愛嬌で…(^^ゞ

6月は本当にイベントごとの多い日々を過ごさせていただきました。

まずは…。

松本でいつもいつもいつもお世話になっている
『ジュレ・ブランシュ』
で開いていただいた『木曽路の会』について。

6月15日15:00より、約20名のお客様にお越しいただき、
木曽路のお酒を味わう会を開いていただきました。

いつもおなじみのお客様から、
今回始めてお会いするお客様まで、
素敵な皆さまにお会いできたことを感謝いたします。

ジュレではお馴染みのスタイルですが、
ずらりとならぶ手作りのおつまみから、
もちろん多種多彩なチーズまで、テーブルの上は華やかです。

この会で皆さまに飲んでいただいたお酒は全部で7種類。

・木曽路 特別純米酒
・木曽路 特別純米生原酒
・木曽路 三割麹純米酒
・十五代九郎右衛門 しぼったまんまの純米吟醸
・十五代九郎右衛門 特別純米(9号酵母)生原酒
・十五代九郎右衛門 特別純米(長野酵母)生原酒
・燦水木

です。

ちなみに、テーマは『初夏の生酒、yeeh!!!』でした。
と言うわけで、7種類中4種類は生酒というラインアップ。
十五代九郎右衛門 特別純米の一年生熟成も
持っていこうかと思ったのですが、
少々マニアックになりそうだったので、やめておきました(^_^;)

私個人の趣味なのですが、
この季節の生酒って、最高に旨いんですよね。

なんだろう、すっごく素直な味わいって言うか、
その酒の成長過程をまざまざと感じることが出来るって言うか、
その酒の持つバイタリティを感じることが出来るって言うか、
(良いも悪いも見える成長期の子どもってとこでしょうか。)

とにかく、好きなんです。

しかも、ちょっと暑くなってきた頃、
生酒の風味ってちょうど涼を感じさせてくれませんか???
冷やして『くぃっ』と呑んだもんなら、
ビール以上に喉を潤してくれるって言うか…。

まぁ、ビールには正直勝てないかもしれませんが、
それだけの威力は十分持っていると思うんですよね。

と言うわけで、この時期の生酒の表情には出会う価値ありなのです。

そんなこんなで、一種類ずつご紹介しながら、
お料理やチーズとの相性を確かめながら、
それぞれのお酒の個性を楽しんでいただくことが出来たかなって思います。

最後にアンケートをお願いして書いていただいたのですが、
皆さん、日本酒に様々な期待を寄せてくださっているのが解りました。

今回呑んでいただいた7種類のお酒についても、
それぞれが持つ個性なりの評価をいただいたような気がします。

あっという間に会は終了してしまいましたが、
本当に心温まる素敵な会だったと、感謝感激でありました。

ちなみに、今回お料理とともに出していただいたチーズですが、
木曽路の7種類のお酒と飲み合わせを試してみました。

白カビ・アオカビ・ウォッシュ・山羊…など
個性の強いチーズが並んでいましたが、
改めて各種の酒と飲み合わせてみると、
これがまた合うこと、合うこと。

チーズと日本酒の飲みわせは晩酌でもよくするのですが、
ここまで細かく飲み合わせてみたことがなかったので、
その相性のよさにとても驚きました。

と言うか、相性のいい組み合わせを見つけさえすれば、
チーズと日本酒は本当に引き立て合うのだなって思いました。

そんな素敵な発見もありながら、
とても有意義な時間を過ごさせていただきました。
遅ればせながら、本当にありがとうございました。


◇◇◇チーズwith日本酒の会やりたいですね◇◇◇
◇◇◇(((((人気blogランキング)))))参加中です!!!◇◇◇

  1. 2008/07/02(水) 21:40:04|
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