蔵人尚子の奮闘記

伝統受け継ぐ蔵元の長女として酒造りの世界に飛び込みました。蔵人見習い3年目、旨い酒を醸すべく奮闘中!

2008.03.20(Thu)

春ですネェ♪

本日はお彼岸の中日。

夕食はてんぷらです。



これ、うちの庭で獲れたふきのとう。

春の味ですね〜!!!
このふきのとうや、たらの芽、ウドなどの少し灰汁のある味わいは、
春の訪れを肌で感じさせてくれる旬の味覚です。

春の味覚の渋さには、新酒の荒っぽさがよく合いますね。


『暑さ寒さも彼岸まで』とはよく言ったもので、
自然と言うものは刻一刻と時を刻み、
しっかりと季節の移ろいを感じさせてくれるのですね。

酒造りをしていると、嫌でも季節を感じながら過ごさなくてはなりませんが。
毎日の気温の変化に案外アタフタさせられます。
もうこの時期になると、醪たちも微妙に落ち着きが悪くなり、
少々暴れだしてきたような気がします。

蔵の中も少しずつ片づけが始まったりして、ちょっとそわそわしているので、
醪たちも『おいおい、もうすぐ終わるからって、気を抜くなよっ!!!』
なんて訴えかけているような感じでしょうか。

今日、たまたま来たお客様に蔵を案内してお話をしていたら、
『お酒って一年中造っているんじゃないんですね!!!』と言われました。
まだまだ、そんなイメージがあるんです。

そろそろ試飲即売やお酒の会などのイベントも始まってくるので、
これからは、造ったお酒をいかに楽しんでいただけるか、
造り手の立場としてたくさんの方にお会いできるのが楽しみです♪


◇◇◇まだ純米酒の醪が4本も残っています◇◇◇
◇◇◇暖かすぎてうまくいくのでしょうか…不安です◇◇◇
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  1. 2008/03/20(木) 21:56:46|
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2008.03.12(Wed)

泣かしてくれるぜ、子どもたちよ。

小学生の蔵見学シリーズ最終章とでもいいましょうか。



実は、先日ヨネシロの酒の瓶詰に子どもたちが来た次の日、
地元のお世話になった方々への感謝の気持ちを込めて…
と言うことで、6年生が謝恩会を開き、
なんとまぁ私まで招待していただいたのです

すっごく行きたくって、もちろん行くつもりにしていたのですが、
ど〜しても私の手が必要な吟醸の袋しぼりの日に重なってしまい…。

結局子どもたちには申し訳なかったのですが、
謝恩会は欠席させていただいたのです。


で、本日。


普通に蔵で仕事をしていると、
6年生の女の子4人が蔵にやってきたではないですか

昨日来られなかったので、お手紙を持ってきました…と。
手紙と言うから、はがきや封筒を想像したのですが、
ご覧の通り立派な額に入った手作りのお手紙をいただきました。



4人とも、なんだか照れながらも、
『色々とありがとうございました。』なんて。

嬉しくって嬉しくって、ホント涙が出そうでした。
色々無理して教えようとしなくても、
素の自分で素の湯川酒造を見てもらえた事で、
きちんと私たちのものづくりへの愛情が伝わったんだな〜と感じました。

きっと、昨日の謝恩会でひとりひとり招待した方へ
このお手紙を書いていたのでしょう。

そして謝恩会の場で皆さんへ手渡したのでしょう。

私のために書いてくれた沙歩ちゃんには欠席しちゃって
ちょっと悪いことしちゃったな〜と反省。

でも、本当に嬉しい贈り物でした。

ありがとう。


◇◇◇小学校の教室やランチルーム◇◇◇
◇◇◇私たちの頃から変わっていないのかな〜◇◇◇
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  1. 2008/03/12(水) 21:42:33|
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2008.03.10(Mon)

小学生の蔵見学part2

ヨネシロで仕込んだお酒も無事しぼり、
今日はそのお酒の瓶詰をするために、
またまた蔵の中は子どもたちのパワーで溢れかえりました

前回仕込作業を見学しに来た時にラベルの用紙を渡してあったのですが、
それぞれが二十歳の自分へのメッセージや
小学校の想い出をラベルにしたため、うきうきしながらやってきました

一人一本、自分自身でお酒を瓶に詰めることで、
よりお酒が身近になり、愛着が湧いてくれるのではないかな〜なんて。

当然、飲めはしませんが、
新酒の香りは飲まずとも解るはず。

今日、瓶詰をしながら接した日本酒と言うものを、
頭の片隅に描きながら大人になって欲しいな〜と願います。

と言うより、あわよくば日本酒と言うものを覚えていてもらえればいいのであって、
本当に彼ら彼女らに伝えたかったのは、
ものづくり
の素晴らしさと言う事なのです。

昨今、何でも手に入る時代になり、
特に意識していなければ、今手にしているものが
どこで、誰が、どのように、作っているのか

解り得ないものがあまりにも多すぎると思うのです。

お米は袋詰めされたものをスーパーで買い、
野菜だって国産外国産が並んで売っており、
魚だって切り身になっていて、
お酒も大手のものと地酒とが並んで売っている。
加工食品ともなれば、尚更何がなんだかわからない。

昔の商店街の様に、
魚屋さんがあり、お米屋さんがあり、お肉屋さんがあり、
お酒屋さんがあり、それぞれが量り売りや切り売りをしていたり。
人が物を作り、人が物を売っていた。人と人との繋がりがそこにはあった。
それがものづくりであり商売の基本だと感じます。

そんな頃に比べて、現在では自分が手にしているものの本質が
ちっとも解らなくなっているのでしょう。

今でこそ、様々な偽装問題などが取りざたされ、
やれ国産だ、やれ生産者の顔だ、何て言う様になってきていますが、
じゃぁ、それを買う人たちはどれほどその本質を知っているのか。
それを作っている人たちがどれ程苦労を重ねているのか、想いを込めているのか、
私だって、なかなか解りえないことがたくさんあるのです。

例えばお米にしたって、有機栽培がいい!!!なんて容易く言いますが、
本当に化学肥料を使わず、除草剤も使わずにお米を育てたら、
通常籾で10俵獲れる田んぼで3俵程度しか獲れないのです。
しかも、夏中付きっ切りで田んぼの草取りをしなくてはならない。

取っても取ってもまた生えてくる雑草を永遠取っていなくてはならないのだそうです。

普通以上に手間をかけ、苦労をしても、普通の半分も収量がない。
それって、きっと生活にならないのですよね。

でもでも、消費者の方々はそっちの方がいいと当然思うわけです。


すっごく話はずれてしまいましたが、
要は子どもたちが一番感受性の豊かな時期に、
米作りや酒造りに触れてもらえたと言うことが、
この上なく素晴らしいことだな〜と。

色々な方の協力があったからこそ、実現できたのです。
ありがとうございます。

彼らが何を感じて帰ってくれたのかは解りませんが、
自分の生まれ育った村で、たくさんのものづくりが行われ、
そしてそれを身近に体験できたということは、
きっと彼らの将来に何か役立ってくれるのではないかなって感じています。

例えばスーパーでお米を見た時、
『あ〜あの時あのおじさんは真っ黒に日焼けして田んぼで仕事していたなぁ。』とか、
例えば酒屋さんで一升瓶が並んでいるのを見た時に、
『あのおねぇさんは、お酒は生きているって言ってたなぁ。』とか、
外からは見えないけれどそこに必ず存在する、
造り手の想いを感じ取ってもらえるようになって欲しいものですね。


さて、またまた言いたいことがまとまらず、
読みにくい文章になってしまいました。



これらは、今日来てくれた小学生たちの力作ラベルです。
なかなかの大作揃いで、正直驚いてしまいました
皆が詰めてくれたお酒は瓶燗をし、ラベルを貼ります。
ここからは私が責任を持って、大切にお預かりしたいと思います。



◇◇◇自分が小学生だった頃って、どんなだったかな!!!◇◇◇
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  1. 2008/03/10(月) 23:03:10|
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2008.03.08(Sat)

目が回る〜(@_@;)

『誰かぁ!!!助けてぇ!!!!!』


とは、どうしても叫びたくなかったのです。


先日ご紹介した5,000Lの開放タンク。
本日、ワタクシに洗う役目が回ってきました。


と言うわけで、はりきってタンクの中へ。
高さは2メートルくらいなので、上から降りる分にはハシゴいらず。


えっさえっさと、ゴシゴシ洗い、洗浄機で水も流し、
よし、完了!!!



さてと、タンクから出るとするか…とふちに手をかけ、
よっっっっ!!!



ん???おかしいな…。

よっっっっ!!!



(-_-;)のぼれない…。出られない…。(-_-;)


仕方ない、恥を忍んで助けを呼ぼう、と思いきや。

蔵には私を含め二人しかおらず、携帯も不携帯。

しばし考え、さてもう一度。。。




ふちに飛び上がり、できるだけ身体を上げて、短い足を何とかふちにかけ、
転がり出るように何とか這い上がりました。。。とさ。


自分の腕力で自分の体重も持ち上がらないなんて。
情けないっす。。。



◇◇◇自分の力を過信すべからず◇◇◇
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  1. 2008/03/08(土) 17:20:47|
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2008.03.07(Fri)

吟醸しぼったど〜!!!

さて、本日は朝からバタバタの一日デシタ。

本年度の吟醸、無事しぼりました〜と言うわけです



今年は少々苦労した吟醸仕込みですが、
終わってみると、なかなかのいい酒になったじゃないですか

うちの蔵では、木造の槽(ふね)は老朽化により壊してしまったので、
現在では小さいタンクを槽代わりに仕立て、袋でしぼります。

4℃程度まで冷えた醪を手作業で袋に開け、
タンクの中に重ねていくわけですから、
作業する手は悴んでなかなかうまく動きません

でもまぁ、そうやって丁寧に作業することで、
いいお酒に繋がっていくのですね。



キラキラと琥珀色に輝くこのお酒を見るたび、
酒造りしていてよかった〜ってしみじみ感じます。


さて、しぼってからはいざ、私の出番デス

斗瓶に囲った吟醸酒は、全国新酒鑑評会出品酒でもあり、
数日間静置して滓(おり)を下げます。
滓が下がったところで、一本一本丁寧に滓引きを行います。
滓引きと言っても、作業としては上澄み部分を一升瓶に移し取っていくのです。

これがまた、地道な作業で、細いチューブを使ってサイホンの原理で
上澄みを一升瓶に移していくのですが、
あまり太いチューブを使ってしまうと、お酒の移動が雑になってしまい、
綺麗に滓引きが出来ません。
と言うより、酒の味が雑になってしまうような気がしてダメなのです。

と言うわけで、予想以上に時間と労力がかかります。
冷蔵庫の中に篭って、全ての滓引きをひと通り完了するまでは、
丸一日掛かる作業です。

これを、最低2回。

その後、全てを瓶燗急冷します。


今から気が遠くなるような作業ではありますが、
これまた結構好きな仕事です。


良いのか悪いのか、全国の鑑評会入賞には縁遠い今日この頃ですが、
(鑑評会について感じることについては、また後日書きたいと思います。)
こうしてお酒を大切に扱うと言うことは、
出品するしないに関わらず、
酒を造る者としての精神鍛錬のひとつかな〜と感じたりもしますね。


◇◇◇もしや、今年は花粉症元年?!◇◇◇
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  1. 2008/03/07(金) 20:31:37|
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